第七回担当:カーロにゃん
みくにゃんずの新人(猫?)のカーロにゃんが今回の担当です。
にゃんこのしつけについて第一弾をカーロにゃんがお話しして
くれるようです。どんなしつけがあるのか、耳を傾けてみま
しょう。
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ささやき
第四回の
ささやき
第三回の
ささやき
第二回の
ささやき
第一回の
ささやき
第七回の
ささやき
第六回の
ささやき

ぼくは去年の春にみくにゃんずの仲間になったんだけど、メンバーに

なる前はお母さんが病気で死んじゃって、どうしていいのか分からな

くなっちゃってたんだ。

カゼもひいたりして目も目ヤニで見えなくなってきて困ってた時に今

のお母さんに助けてもらったんだよ。

最初はぜんぜん知らないところに連れてこられてどうなっちゃうのか

不安だったな。ぼくは病気だったからみくにゃんずのみんなとは別の

お部屋で一人でいなきゃいけなかったから始めはとっても寂しかった

けど、毎日おんなじ人がごはんをくれたり優しくしてくれて、ちょっ

とずつ不安やさびしさがなくなっていったよ。それからごはんをくれ

る人はきっとぼくのお母さんがわりになる人なんだって思うようにな

ってきて、今はその人がぼくのお母さんなんだ。

お部屋にも慣れてきたけど、ごはんの時と寝る時はケージに入ってた

から、新しいお母さん以外の人がお部屋に来た時はちょっと怖くて、

ケージが安心して隠れられる場所になったんだよ。

怖い時やごはんをもらう時はケージはいいなって思うんだけど、遊び

たい時はケージよりも広い所で思いっきり遊びたいでしょ?だからお

部屋でお母さんにいっぱい遊んでもらってたんだよ。

お母さんが寝る時もお部屋でさわいで遊んでたらお母さんが、

「夜はみんな寝るのよ」って言ってぼくをケージに入れたんだ。最初

は寝たくないって思ってたけど、ケージに入るとおいしいものをくれ

るし、ぼくがさわいでお母さんの怖い顔を見るより、笑った顔を見た

いし、ケージに入るとやさしくナデナデしてくれてうれしいからぼく

も寝ることにしたよ。

そしたらケージの中のほうが誰にも邪魔されないからぐっすり眠れる

ようになったんだ。だからケージってちょっといいなって思えるよう

になったよ。今ではごはんを食べる時にケージに入ってるんだよ。

 お部屋にもなれてきてケージも好きになってきたら爪とぎも教えて

もらったよ。爪とぎってぼくたちネコにとっては身だしなみの一つだ

し、自分のニオイをつけるためのものでもあるから気がついたらでき

るようになるし、やめられないものなんだけど、爪をといでいい所と

といじゃいけない所があるんだってお母さんに教えてもらったよ。

カベや柱で爪をとごうとしたら、お母さんが飛んできて、「ココは爪

とぎイケナイ!」って言われてすぐに別の場所に連れてかれたんだ。

その後すぐに前足を持たれて何回か足をこすりつけられたから、ちょ

っとイヤだったな〜。

でもだんだんそれをくりかえしてるうちに、ぼくのニオイがついてき

て「ココで爪とぎしていいのかなあ」って思えるようになってきて、

そこで爪とぎをしてみたらお母さんがすごくほめてくれて、いっぱい

ナデナデしてくれたからうれしくて、ここならほめてくれるんだって

分かったんだ。

爪をとぐ場所もぼくにすぐ分かるような所にしてくれたから今は他の

所で爪とぎはしなくなったんだよ。

でもみくにゃんずのメンバーの中には先輩にゃんこに教えてもらった

子もいるんだって。

お母さんから教えてもらう前に先輩にゃんこが目の前で爪をとぎなが

ら「ココでこうやるんだよ」って教えてもらったみたいだよ。だから

お母さんにすぐほめてもらえてうれしかったって言ってたよ。

ぼくもほめてもらうとうれしくなるし、お母さんの笑った顔が一番好

きだから、お母さんがやってもらいたいって思うことをできるように

しようかなって思うんだ。お母さんもぼくが出来るようになるともっ

とぼくのことを大事にしようって思うんだって。ぼくもお母さんも、

ずっと一緒にいたいって思うから、お母さん、大事なことはぼくに教

えてね。お母さんがほめてくれるなら、ぼく頑張れるよ!

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